まち歩き サン・ミッシェル〜思いやり溢れるシフォンケーキと焼き菓子のお店〜

by まちねた 部
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今回は、十和田のまちなかで話題の「シフォンケーキといえばここ！」というお店をご紹介します。
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シフォンケーキと焼き菓子のお店「サン・ミッシェル」さんです。
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十和田のこちらの場所での開店が2000年9月29日で、その日はフランスのキリストのカレンダーでミッシェル聖人の日にあたり、かまどの守り神でもあることからお店の名前に名付けたそうです。
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お店のシェフの小笠原登茂子さんはお菓子作りに携わって30年以上。その確かな技術から、お菓子づくりの先生として過去には教室を開いたり、お菓子づくりの本の執筆をしたりと、ご活躍されています。
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おいしそうなレシピがたくさん。
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また、仙台にお店を構えていた頃はテレビの情報番組のコーナーで、お菓子作りもされていたそうです。

仙台でのお店の名前はカッソナード（キャソナード）といって、こちらは赤砂糖という素朴なお砂糖の意味を持ち、優しい心の込もったお菓子をつくられていました。

サン・ミッシェルさんのお店のショーケースの中には、おいしそうなケーキなどが並んでいます。
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お菓子づくりに発酵バターが用いられていると聞き、小笠原さんに発酵バターと有塩バターの違いを教えていただきました。
普段スーパーで売っている、私たちがお料理やトーストに塗るとき使うバターは有塩バターで、日持ちがするとのこと。そして、基本的にお菓子づくりに使うものは無塩バターや発酵バターで、ヨーロッパで発酵バターは普通に使われているものだそうです。発酵させたバターは香りが良い、発酵しているので消化吸収されやすく体に優しい、伸びがいいのでタルト生地など扱いやすい、焼くとさらに芳醇な香り、吸水性が高いなど、いいところがたくさん。

お店に入って左側は焼き菓子コーナーとなっています。
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プレゼントにも最適です。
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新発売のパウンドケーキ！
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木の実のガレット（85円）。ざくざくと楽しい食感です。
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いちじくのパウンドケーキ（165円）は、ほんのり洋酒の香りとイチジクのぷちぷちした歯ごたえがおいしい。
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サン・ミッシェルさんでは個装の焼き菓子をおいしくたべてもらうため、クッキーなどの袋には乾燥剤を入れていますが、マドレーヌなどには脱酸素剤を入れていません。脱酸素剤は酸素を吸うため個装の内部がぎゅっとなり、酸化せず長持ちしカビがはえないかわりにお菓子が無味無臭になってしまうのだとか。小笠原さんは「酸素がなくなると焼き菓子は熟成できない。パウンドケーキなどは3日〜1週間、酸素に触れて熟成した方がおいしくなる。日持ちはあまりしないかわりに、おいしい状態でたべてもらいたい。」とお話され、お客様への真心が伝わりました。

小笠原さんはフランス菓子全般やそのほか様々なお菓子やケーキをつくられていますが、その中でシフォンケーキが個人的に好きだそうで、店内にはいろいろな種類のシフォンケーキ（各206円）が売られています。その種類は年間でなんと50種！
季節限定のフレーバーの一例では、春にグレープフルーツやいちご、オレンジ、夏にはブルーベリー、秋は栗やかぼちゃ、冬はリンゴ、チョコなどを出されています。

定番の一番人気のバニラ味。
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紅茶を使った香りの良いシフォンケーキ。
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バナナは通年で売られています。
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春限定のいちごは甘酸っぱい香り。
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爽やかなオレンジも期間限定です。
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シフォンケーキ用の生クリーム（155円）も売られています。
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シフォンケーキはきめ細かくふわふわの優しい口当たりで、甘い香りが広がります。
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ダックワーズ（各165円）もあり、外はさっくり中はもっちりとしています。フランスだとアーモンドを使ったバタークリームが基本ですが、サン・ミッシェルのオリジナルでは抹茶、コーヒー、ココナッツがあり、季節ではバレンタインにチョコ、秋にマロンなど、現在は柚子フレーバーを開発中とのことです。
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季節ごとにケーキがあり、この日はタルトなどが並んでいました。夏はマンゴープリンやショートケーキが出されます。
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日替わりでマフィン（230円）、スコーン（135円〜）もあります。（夏の暑い時期はマフィンはお休みです。）日によっては小松菜や人参など地元十和田の野菜を使ったものもつくられています。
この日はいちごと、ハムチーズ、バナナのマフィン。
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小笠原さんは、子供がおやつに食べて、優しさを感じてもらえるようなケーキやお菓子づくりを心がけられていました。サン・ミッシェルさんのケーキやお菓子には、こだわりと思いやりが込められています。

ふわふわのシフォンケーキや美味しい焼き菓子をぜひ一度、たべてみてください。
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『サン・ミッシェル』
■住所 青森県十和田市西三番町２３−１１
■営業時間 10：00〜18：00
■定休日 日曜日
■TEL 0176-25-8008
■駐車場 あり
■美術館から徒歩15分
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お忙しい中、快く取材にご協力いただきましてありがとうございました。
【取材】新岡恵