美術館から官庁街通りへ出て、アート広場を左手に見ながら歩いていきます。
通りをまっすぐ進んでいくと、図書館の前に馬の彫刻をみつけました。
鈴木徹(すずき てつ)作 「慈しみ(いつくしみ)」制作年:平成2年
親子の馬が仲良く歩いている様子が表現されています。
■市民文化センター元館長 今純一郎氏による作品の解説
『…明治十七年、日本最初の洋式競馬で優勝した南部馬の盛号の骨格標本が、盛岡農高に現存します。
これが実は三本木生まれの馬で、「慈しみ」はこれも参考に体高も低くし、子供を乗せて「ハイシ、ハイシ、走れよ仔馬」と楽しんで・・というのが、作者の願いなのです。』
鈴木徹は栃木県出身の彫刻家で、木版画家の鈴木賢二の長男でもあります。
さまざまな彫刻作品を制作されており、「馬と娘の恋物語」の連作も手がけています。
■ギャラリー如輪房さんでは、鈴木徹氏の作品を展示されています。
ギャラリー如輪房HP
彫刻作品めぐり③へ続く…