十和田市現代美術館にお越しのお客様とお話をしていると「近場でゆっくりできる温泉ってありますか?」と、多くの方に尋ねられます。
そこで、今回は地域のみなさんから愛されていて、創業50年をこえる『みちのく温泉』をご紹介します。
まずは、この駐車場をご覧ください。
駐車場内に雪が無いのがわかりますか?
車道には雪がたっぷりあるのに、駐車場には雪がありません。
これは、温泉の熱を活かしているそうです。
そして、屋内に入ると受付では、地元のみなさんから親しまれている「奥さん」やスタッフさんが出迎えてくれます。
この『みちのく温泉』は、お湯加減や温泉の質はもちろん、奥さんの明るい人柄からもリピーターが多い温泉なのです。
手ぶらで温泉に入りに来ても、必要なものは一通り買い揃えることができます。
この品揃えは温泉ならではですね。
着替え室には、座りながら衣服を着脱できるスペースもあり、小さなお子さんやお年を召した方たちがご利用されています。
そして、いよいよ入浴場です。
全体の雰囲気はこんな感じ。※女湯です。
私の中で勝手にみちのく温泉のシンボルとさせて頂いている女性の像が、ゆったりとくつろいでいるお客様たちを見守っています。
たっぷりのかけ流しです。
入浴場すべての床にお湯が行き届く位、たくさんのお湯が湧き出ています。
熱々のお湯がたっぷりなので、シャワーもぬるいなんてことは一切ありません。
お湯は透明綺麗で、つるつるとしています。
ここで、泉質の紹介。
(1)源泉名:太素湯源泉
(2)温泉:ナトリウム-塩化物泉(等張性弱アルカリ性高温泉)
(3)源泉:源泉44.9℃
ちょっと熱めのお湯ですが、中央の浴槽が高温・中温・低温に仕切られているので、自分に合った湯加減で温泉を楽しめます。
効能(療養泉の一般的適応症※浴用)は、神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、健康増進、きりきず、やけど、慢性婦人病、などなど。
たくさんの効用があります。
十和田のまち歩きをして、ちょっと疲れたときにも、ぴったりです。
また、つるつるしたお湯はお肌にも良いと思います。
湯上りはお肌がすべすべになります。
奥さんいわく「化粧水いらず」の美肌です。
そして、私がいいなぁと思うフレーズを見つけました。
上の写真は男湯の様子ですが、左上にあるフレーズが見えますでしょうか。
「不老の泉」のとなりに「湯っくり 湯ったり 湯るやかに」と書かれています。
本当にゆっくり、ゆったり、ゆるやかに時間を過ごしたくなります。
温泉から上がったら、ぜひ脱衣所の動物たちも見つけてみてください。
男湯はペンギンさんとお魚さん。
女湯はお魚さんとオウムさん?。
湯上り後だと、心なしか動物たちも気持ち良さそうに見えます。
そして、湯上り後は、受付と同じフロアにある待合所でゆったりとくつろげます。
もちろん、湯上りのコーヒー牛乳も楽しめます。
最後に、みなさんに見て欲しいのがこちら。
夜になると見ることが出来るネオンの看板。
温泉マークが見るからに温かそうです。
ぜひ、十和田にいらした際は足を運んでみてはいかがでしょうか。
「湯っくり 湯ったり 湯るやかに」
きっとそんなひとときを過ごせると思います。
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『みちのく温泉』
■TEL:0176-22-3087
■営業時間:6:00~22:00
■年中無休
■駐車場:有り
■住所:青森県十和田市東三番町21-5
※美術館からおよそ徒歩15分、自動車5分
【MAP】
詳細ルートはこちら ⇒★
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今回、取材させていただくにあたって営業終了後にお邪魔させていただきました。
奥さんいわく、入浴場の写真は初公開だそうです。
お忙しい中、快く取材にご協力いただきましてありがとうございました。
【取材】高岡展子【写真】高岡展子【文章】高岡展子+土井太陽