本日8月23日の十和田は青空。
気持ちの良い天気で、嬉しくなります。
そして、さらに嬉しい記念日となりました。
本日の10時40分前に、2008年に開館してから100万人目のお客様がご来場されたのです。
100万人目は、宮城県塩釜市からお越しの吉田千恵さん、そしてお連れの方は、東北町の荒木勝さん、良子さんご夫婦です。
吉田さんには、アーティストでもある藤館長オリジナルの認定書を十和田市長からお贈りしました。
また、市内の100万人をお祝いする方々からご提供いただいた記念の品、星野リゾート奥入瀬渓流ホテルのペア宿泊招待チケット、(財)十和田湖ふるさと活性化公社の奥入瀬コーヒー、JA十和田のにんにくドリンクなど豪華なご当地プレゼントに、吉田さんご一行は「すごい!」と喜んでいました。
そして、美術館常設展示作家の山本修路さんと市内の酒蔵鳩正宗からは、自身の酒プロジェクトによってつくられた日本酒「天祈り」がプレゼントされました。
その後、エントランスから屋外のフラワー・ホースへ移動し、記念写真を撮影しました。
訪れた記者のみなさんからの質問には「本当に来たかった美術館だったのでうれしい!しかも100万人目ってすごい!」と喜んでくださり、荒木ご夫婦も「良かったね」と笑顔で祝福。とても和やかな雰囲気でした。
ここで、少し100万人目の吉田さんに色々とお話を聞かせていただきました。
吉田さんは、塩釜で「デリカテッセン ケトル」という、食材にこだわったお惣菜のお店を経営されています。
お連れの荒木ご夫婦と吉田さんの関係は、荒木さんの息子さんが吉田さんと高校時代(仙台育英)に陸上で同級生だった頃から、吉田さんのご両親も含め 仲が良くて今でも交流しているそうです。
吉田さんは、もともと農業大学で学んだということもあり、食の素材に携わりたいということで、今回、農業に詳しい荒木ご夫婦のもとへ訪れていました。荒木ご夫婦からじゃがいもやにんにくなどの野菜を送ってもらってお店の料理で活用しているそうです。
ちなみに、昨日は宮城にない食材を探したり七戸町の道の駅へ行ったとのこと。
そこで、ミガキニシンがお漬物に入っているのにびっくりしたそうです。
そんな吉田さんは青森へは2回目(1回目青森県立美術館のフィンランド展)だそうで、十和田は初めて。
十和田へは十和田市現代美術館が目的でいらしてくださったそうです。
吉田さんが、十和田市現代美術館へ来ようと思った理由に、アーティストの増田拓史さんの存在がありました。
一緒にプロジェクトをやっているそうで、その時に増田さんから「十和田で地元の方に料理を持って集まってもらった」という話を聞いて、十和田市現代美術館に興味を持ってくださったそうです。
吉田さんに記念撮影後に100万人目の来館者になった感想をお聞きしました。
「一言で、嬉しいです。来て本当に良かった!サプライズも良いとこ。びっくりした。今日は十和田市現代美術館へ来る予定で、以前から来たい、来たいと思っていた美術館に来れてうれしい!」
吉田さん、本当におめでとうございます。
そして、これまで多くのみなさまにご来場頂きましてありがとうございます。みなさまのあたたかいご支援に心より感謝申し上げます。
ますます豊かな美術館となるよう様々な取り組みを行っていきたいと思います。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。