十和田のまちなかで、お寿司が食べたくなったとき・・・
そんなときにオススメ、今回は東三番町にある「すし八助(やすけ)」さんをご紹介します。※写真右の建物
カウンターが6席とお座敷が3つ、予約で2階席もお使いいただけます。(約35名入店可、団体様は要予約)
冬はこたつがあります。暖かくて、ついくつろいでしまいます。
創業は今年で42年目。お店の名前は先代が「八助」と名付け、「八助」は「寿司」という意味だそうです。
お父さまから継いで、現在のご店主は2代目の大将。
「うちは醤油もおいしいよ。」と、気さくにお話してくださいました。
キリリとしめたハチマキは剣道の手ぬぐい。しめると気持ちが引き締まるとのこと。
足元は下駄!粋ですね~。
仕事中は常に下駄だそうで、こちらも履くと気が引き締まるそうです。
一本下駄もお持ちです。お洒落!
夏はサバやアナゴがおすすめとのこと。お昼はランチメニューがあります。※日曜は無し
八助一番のオススメはサバの押し寿司「バッテラ」¥800
早速つくっていただきました。
八助は十和田で唯一、バッテラが食べられるお店だそうです。
押す!ぱっぱっと手際よく、時折くるりと押し箱をまわして押していきます。
大将の素早いプロの手つき、カメラが捉えきれませんでした。
バッテラの上に乗せられる昆布は、特別おいしい「白板昆布」を使用。
使っているお店は他にはなく、ここでしかたべられない、とのこと。
ささっと切りわけて…
もりつけして…
あっというまに完成!とにかく大将の手さばきが華麗でした。
しっとりとした〆サバに、しっかりと押された酢飯、昆布の旨みも加わって大変おいしかったです。
自家製のガリも美味!生姜を煮るところからつくっており、他よりも味がまろやかです。実は筆者、ガリが苦手で食べられないのですが、八助さんのお店のガリはとってもおいしく食べることができました。きつい辛さは全くなく、生姜本来の味と甘酸っぱさが絶妙、シャキシャキしてさっぱり味。
随所に大将のこだわりが感じられる一品でした。
こちらはバッテラを作る際に使った押し箱。
お父様の代から使っているもので、30年くらい使用し、今も現役です。使い込まれ丸くなった角に、八助さんの歴史を感じました。
粋な大将がつくるこだわりのバッテラ、ここでしか味わえません。
ぜひ一度、訪れていただきたいお寿司屋さんです。
『すし八助』
■住所:〒034-0011
青森県十和田市稲生町20-18
■営業時間 お昼11:30-14:00(日曜日は夜のみ営業)
夜17:00-23:00
■休業日:不定休
■TEL:0176-23-4388
■駐車場あり
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お忙しい中、快く取材にご協力いただきましてありがとうございました。
【取材】新岡恵