当館スタッフが「まわしよみ新聞@十和田市現代美術館」の
プレイベントに参加してきました。
「まわしよみ新聞」とは
新聞をみんなで回し読みし、気になった記事を切り取ってプレゼン、再編集し「みんなの壁新聞」をつくりあげるメディア遊び。
発案者の陸奥賢(むつさとし)さんは、釜ヶ崎の某喫茶店で日雇労働者のおっちゃんとママさんが新聞を回し読んで楽しんでいる光景を目撃したことがきっかけで、発想されたとか。
今回は、まったく知らない人同士が集まります。
一抹の不安をかかえながら美術館スタッフ2名で参加します。
プレイベント会場、東奥日報十和田支局さんのビルへ。
まずは各班に分かれ、古新聞から記事を選びます。
どれにしようかな。
展覧会でも「自分が買うとしたら」と考えながら見ると
集中力が上がったり、見方が変わったりする言います。
選ぶ気持ちで見ると、いつもの新聞がちょっと違って見えてくるんです。
古新聞なのになんだか新鮮。
見落としていた良い記事を発見したり。
記事だけでなく、お天気欄や、テレビラジオ欄、広告、、、なんでも
気になったら切り抜き。
いよいよプレゼンです。
緊張。初対面の人にわかってもらえるか。
これが実際やってみると、、、
「あ~これ私も気になってた」
「これはねえ~」とか、意外と盛り上がるではありませんか!
自分があまり関心のない記事でも、相手の思い入れを聞くと興味がわいてきたり。
どんな記事に関心があるかで第一印象とは違う面が見えてくることも面白かったです。
さらに、さすが地元の女性たち。地元記事の紙面に書かれていない裏話なんかも飛び出しました。プレゼンがいつの間にか、おしゃべりタイムに。
緊張のプレゼンは、このワークショップで一番楽しい時間となりました。
小学生が漫画の記事についてプレゼン。
大人たちが聞いています。
最後は切り抜きを貼付けて「みんなの壁新聞」に仕上げます。
色で目立たせたり、アオリ文を書いたり、思い思いに工夫。
おひろめ。みんなで作り上げた壁新聞。紹介にも力が入ります。
テーブルによって紙面が全く違うのも面白かったです。
★
初対面の人とすぐに盛り上がれたことに正直びっくり。
これが「まわしよみ新聞」醍醐味なんですね~。
美術館での本番のワークショップには陸奥さんもいらっしゃいます。
大人もこどもも一緒にわいわい楽しめる「まわしよみ新聞」。
実際に体験してみてはいかがですか?
「まわしよみ新聞in十和田市現代美術館」
【日時】平成27年8月2日(日)13時〜17時
【場所】十和田市現代美術館 市民活動スペース
【講師】陸奥 賢(むつさとし)さん
観光家/コモンズ・デザイナー/社会実験者
【対象】どなたでもご参加いただけます(定員30名先着順)
【参加費】800円(お土産付き)
【お申込み先】あおもりNPOサポートセンター 担当:斉藤
お電話、メール、Facebookのメッセージでご連絡ください。
TEL:017-752-0410 e-mail:anpos1999_04_15@a-nponet.jp
*お申し込みなど詳細はこちら